皆さま、明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、2022年のマーケットも始まりました。

今年は、4月4日に東証再編も予定されており、また、新型コロナウイススも落ち着けば、株式市場も活況を呈することが予想されます。

そんな中、IT大手の米国アップルが、182ドル88セントまで上昇し、時価総額3兆ドル(345兆円)を一時突破したというニュースが入ってきました。現在の東証1部の約2200社の時価総額が、約730兆円であることを考えると、なんと、アップル1社だけで東証1部の上場の半分、トヨタの10倍です。

アップルは、2018年8月2日に1兆ドルを突破、2020年8月19日で2兆ドル、そして、そこからわずか、1年4か月で22年1月3日に一時3兆ドルを突破。株価好調の要因は、iphone、音楽配信、さらには、VR、電気自動車参入への期待されるからとのことでした。

一方の大発会をむかえた、日経平均大幅高でスタート 昨年の終値から+510円:29301円と、景気拡大への期待感、円安が影響しているようです。

そして、2022年は、、4月4日に東証再編が予定されています。この背景には、現在の東証1部、東証2部、マザーズ、ジャスダック(スタンダート、グロース)の5つ市場のすみ分けがそれぞれがわかりにくく、それをわかりやすくするのが一つの理由のようです。

そして、4月4日以降は、

プライム:世界基準のがばマンス体制や流動性を持つ企業

スタンダード:投資対象として十分な基準を満たす企業

グロース:高い成長性を有する企業

の3つに再編されます。

ただ、5つを単に3つにするのではないようで、国際競争力高を高める日本の株式市場に投資を呼び込むための改革だと言います。

とくに、世界の株式市場をみてみると、ニューヨークは、28.4兆ドル、米国ナスダックは、24.3兆ドル、上海 8兆ドル、ユーロネクスト6.5兆ドル、東京6.5兆ドル、深圳6.1兆ドル、香港5.5兆ドル、ロンドン3.6兆ドル

バブルで一番だった日本の世界の時価総額では、今は、シュリンクしてしまいました。

それは、市場がうまく機能していなということから、今回の改革によって、企業の成長を促し、国際競争力を高めたいようです。

一方、再編後の新市場の上場基準は、

◆新市場の新規上場基準

・流動性

・ガバナンスの企業(企業の経営を透明にする)

にポイントがあります。

厳しいプライムは、流通時価総額100億円以上(今までの10倍以上)流通株式比率35%、独立社外取締役を全体の3分の1以上、英語での情報開示

また、スタンダードは、10億円以上、グロース:5億円以上の流通時価総額が必要となります。

このような中、東証から、プライム市場の不適合 664社/2,191社(2021年7月発表)が発表され、スタンダード市場への選択 278社(2021年12月時点)となっているようです。

東証の山道社長は、この3つの市場は、横並びであって、企業価値向上のために適した市場を選ぶのであって、今までとは異なるといいいます。

しかし、その一方で、プライムにこだわる、経過措置を活用して、事業計画書を提出して、プライム市場を申請する会社も多いです。経過措置の期限は、今のところ明確にはなっていないのですが、

12月末現在、1,609社/2,185社 うち、経過措置で申請する企業は、294社。約7割gあプライム市場を選択してます。(みずほ信託銀行の企業戦略開部による)

玉石混交の市場となり、今までの東証1部と何が異なるのか・・・との意見もあります。

現在の、日本の東証のトピックス2200社、米国のS&P 500銘柄 ,ドイツDAX30銘柄と比較すると、

今後は、銘柄が絞られていることも考えらるのではと言います。

やはり、投資家の視点を重視した改革が必要になってくるのでは。。。と思いますね。